年中の5月から本格的にピアノ教室に通い始めました。
大手のグループレッスンも体験しましたが娘は興味を示さず、個人の先生でやる気になりました。
ゆっくりと自分のペースでレッスンしてくれるのが嬉しかったようです。
まずはグランドピアノを好きに触ることからスタートしました。
ダーン!と弾くと雷が落ちたみたい!ポロンと弾くと天使がでてくるみたいだよ!と思ったことを先生に伝えていき、その流れでこれは「ド」強く押すと印象が違うね。
これは「レ」と楽譜と照らし合わせながら本人が理解するまで根気よく教えてくださいました。
ここで一つ問題なのが母が全くピアノが弾けないということです。
ピアノの練習は30分~40分の間に先生がコツを教えてくださり、次回までに課題をいくつか出されます。
家でどれだけ練習してきたかで成長が違ってきます(そう思っています)。
しかし、4歳の子供に30分でレッスンしたことを1週間で復習してね。
と言っても無理な話です。
付いて練習しなければなりません。
その為、レッスン中も先生の話を母も聞き逃せません。
下に妹がいるのですが、下の子の相手をしながらレッスンを見ていなければついていけないのです。
さすがに「ドレミファソラシド」程度は読めますが、「ト音記号」「ヘ音記号」が出てくるとちょっとネットで確認しなくてはというレベルです。
家で練習する時は子供と一緒に確認・復習しながらレッスンしました。
その甲斐あってか、少しずつ楽譜を読めるようになり、年中の秋には「こどものバイエル」導入編、「はじめてのぴあのを習う子のために」が終了しました。
そして春には発表会が決定し、通常レッスンと合わせて発表会に向けてのレッスンもスタートしました。
課題曲が片手2曲、両手1曲。
短い曲でしたが娘の好きな曲だったので「これが弾けたら嬉しいな」と楽しげな様子でレッスンスタートしました。
最初は順調にマスターしていきました。
しかし、楽譜を見ず記憶での練習になってくると忘れてしまうのです。
楽譜を飛ばしてしまったり、ここからなんだったけ?と止まってしまったりしました。
練習するしかないのです。
本来は「ピアノが好き。楽しい」から始めたのに「上手に弾かなくては」「間違えてはいけない」という気持ちになっていったのです。
今日は疲れてるから練習休んでもいいよ。
と少しお休みを促し気分転換を図りました。
それが良かったのか課題曲のCDを流すと「ドレミ」で歌い始めたのです。
車におもちゃのピアノを常に置いているのですが「私これ弾けるから」と移動中に楽しく弾き始めたのです。
そこから、また練習が始まりました。
お辞儀から始まり3曲弾いてお辞儀をします。
テンションを上げるために発表会用のドレスや靴を着用してレッスンする日もありました。
「上手だよ!大丈夫!間違えてももう一度弾けばいいから」と言いながら最後の1週間の追い込みをしました。
先生からも「大丈夫だよ。間違えても先生すぐ後ろについてるからね」と言って頂いたのも良かったようです。
そして、本番当日を迎えました。
家を出るまではかわいいドレスにかわいい髪形でテンションを上がっていましたが、会場についたら明らかに硬直しました。
1回席に着き、様子を伺っていました。
幸いな事に幼稚園のお友達が応援に駆けつけてくれお友達の顔を見たらリラックスしたようで気持ちが固まったようでした。
名前を呼ばれ「はい!」とキチンと返事をして一人で進んでいきました。
途中で間違えてしまった部分もありましたが、間違えても弾きなおし、最後までやりきれたのです。
極めて落ち着いた様子で冷静にいつものように弾きなおしている姿に「えらいなぁ」「すごいなぁ」と素直に喜びを感じました。
発表会のこの1年間の急成長を嬉しく思ったと同時にこれからの一年間も頑張らないと!と気合いが入りました。
また、ワンランク上のレッスンがスタートし難しくなりました。
年長を迎える今、まさに5歳の反抗期中で何を促すにも大変です。
「レッスン終わったら飴あげるよ」「レッスン終わったら遊びに行こうか」とレッスンに誘うことから戦いですが、これからの彼女の成長が楽しみなので負けず頑張りたいと思っています。