2歳まで娘にはあまりテレビを見せていませんでした。
2歳の誕生日を機に、そろそろ見せてもいいかと子ども向け教材に入っていたDVDを初めて見せたところ、娘がはまり過ぎてしまい、その後しばらくの間真剣に悩むことになりました。
とにかく家にいる間は暇さえあればDVD見たい見たいとダダをこね、見せないと大泣きする日々。
ご飯を食べている間ですら見たい見たいとゴネて食べることを拒否することさえありました。
あまりテレビを長時間見ると、視力にも悪影響がありそうだし、子どもをテレビ漬けにする罪悪感もあり、真剣に悩みました。
夫に相談しても、「別にテレビくらい見てもいいんじゃない〜?」とあまり深刻には考えてくれません。
親に相談もしましたが、
「私も子育て中はずいぶんテレビ見せてたわよ〜。別に大丈夫大丈夫。テレビで勉強することだってあるんだし!」
と、呑気な回答でした。
そこでとった対処法は、ありきたりですが日中はとにかく長く外出してしまうことです。
午前中に公園、スーパーでの買い出しをできるだけゆっくりとし、家に帰って昼食を食べた後は再び近場へ散歩に行きました。
公園にも飽きないように近所の3か所の公園にローテーションで行きました。
公園に飽きてきた頃には隣の駅のデパートに足を伸ばし、おもちゃ売り場や子ども向けの遊べるスペースで日中の大半を過ごしました。
それだけでは毎日持たないので、室内ジムで遊べる習い事も始めました。
外出が多いと家事も滞るため、親にとっても負担ではありましたが、このままテレビ漬けの育児になるよりはマシと思い、よほど天気の悪い日以外はこれを続けたところ、娘も外遊びで疲れて昼寝も長くなり、いつの間にかDVDへの興味は薄れて行きました。
また、悩んでいる最中に自治体の子育て悩み相談に電話をかけて相談もしてみました。
やはり外出するのが一番、と言われ特効薬のような対処法はありません、と言われてしまいました。
やはりそれしかないのか…と少しがっかりしましたが、他人に相談することで心が少し軽くなりました。
これから子育てされるママさん方へのアドバイスですが、一度テレビを見せて子どもがはまってしまうとそこから抜け出すのはなかなか大変です。
親が家事をしている間だけ見せておく、などと上手に活用することができれば理想ですが、なかなか理想通りに行くとは限らないものです。
なので、見せないでも済むのであればできるだけ大きくなって多少の分別がつくまでは見せなくてもいいのかもしれません。
また、子どもが1人で寂しくテレビを見ているという状態を避けるために、見ている間もできるだけ親がそばにいて、「これはなあに?」「きれいな景色だね!」などと子どもへ声かけしたり、一緒に歌ったりして内容を楽しむなどすることで罪悪感は少し減るかと思います。
また、テレビを見ていて確かにボキャブラリーが増えるという利点もあるということに気がつきました。
娘はかなりテレビの真似をすることでボキャブラリーが実際に増えていました。
万が一子どもがテレビにはまって悩むようでしたら、そうした利点にも目を向けてみるといいかもしれません。
なかなか思い通りにいかないことも多い育児ですが、こうして試行錯誤する過程を親が楽しめるようになるといいですね。
特に第一子の場合、親の心に余裕がなく、なかなか過程を楽しむなど難しいかもしれませんが、少しの変化や成長を見逃さず、楽しめるようになりたいものだと思います。
「悩みの種類は子どもの年齢と共に変化していく」と先輩ママさんたちからは言われますが、そのたびに試行錯誤して、親も一緒に成長していくものなのかもしれません。