4年前に息子を、2年前に娘を出産し、現在は2人の子供のママとして毎日奮闘しています。
毎日、笑ったり怒ったりしながら過ごしていますが、ふとした時に気になる息子の癖、それが『爪を噛むこと』です。
この癖が始まったのは息子が1歳半の頃。
ちょうど娘を妊娠している時でした。
娘の時は悪阻がひどく、最初のうちこそ平日の日中は何とか我慢していたものの、食事の支度や遊びの相手はほとんどできず、次第に食事はレトルトのベビーフード、遊びは寝たまま見守ることが多くなっていきました。
夜は主人に、週末は旦那の実家に泊まりで面倒を見てもらい、何とかつわり期間を乗り越えました。
そろそろつわりが治まってきたなと思い始めた頃、息子がやたら口元に指を持っていくことに気づきました。
気になって手を見てみると、右も左も爪がガジガジのボロボロでした。
これはまずいと思い、口に手を持っていきそうになると注意していたのですが一向に治まらず、逆にひどくなっているようでした。
ちょうど息子の2歳検診があったので、小児科医さんに相談したところ、愛情不足と言われ、相当なショックを受けました。
一生懸命やっているつもりだったのですが、やはりまだ2歳に満たない時期に、頻繁に母のもとから離されたのは、息子にとって大きなストレスだったようです。
確かに、一人寂しそうに遊んでいる時もありました。
その時悪阻のせいで余裕がなく、さっと気づいてやれなかったことは今でも悔やまれます。
でも、いつまでも悔やんでいてもしょうがないので、少しでも爪を噛まなくていいように、悪阻が落ち着いてからは頻繁に出かけるようになりました。
買い物でも散歩でも、何でもいいんです。
とにかく、息子と二人でいる時間を大切にするようにしました。
家事をしている時はなかなか難しかったですが、洗濯物を干す時は籠から洗濯物を取ってもらったり、取り込む時は籠に入れてもらったり。
ご飯を作っている時も、玉ねぎをむいてもらったり、大豆を移し替えてもらったり、とにかく何でもいいのでお手伝いしてもらいました。
一番の難関は寝入る時でした。
どうしても無意識に口に手を持って行ってガジガジやってしまうので、手を握ってあげて少しお話してみたり、膝にのせて絵本を読んでみたりしました。
少しマシになったり、どうしても噛んでしまう日があったりもしました。
娘が産まれて加速してしまった時期なんていうものもありましたが、今現在は随分とましになり、怒られた後くらいしか嚙まなくなりました。
1人目から2人目に子供が増える時は、親も子供も色々と負担が生じます。
特に第一子は、今まで独り占めできていた親の愛情が減ってしまったと感じてストレスがすごいようです。
下の子に手がかかる間はどうしても上の子の相手不足になりがちです。
そうだったので、そこは上の子の優先に!なんてきれいごとを押し付けたりはできません。
全てにおいて優先する必要はないと思います。
やっぱり小さい子を優先してしまうのは、母としての本能だと思うからです。
ただ、一日のうちで1~2回、上の子を優先してあげてください。
それだけでもかなり違います。
全ての子供に当てはまるかは分かりませんが、少なくともうちは随分マシになりました。
優先したのは、朝起きてからの時間と寝る前の時間です。
明け方の授乳を終えるとしばらくは寝てくれていた娘のおかげでもありますが、起きてきた息子とゆっくりお話をしながら朝食を食べたり、着たい服を選んでもらって着替えたりして二人の時間を過ごしました。
夜は娘に先に寝てもらい、息子には絵本を読んで、お話をして、寝るまで手を握ってあげていました。
特に、眠る前の時間は非常に大事だと思います。
上の子供さんに寂しい思いをさせているな思った時は、寝る前に手を握って少しゆっくりの口調でお話をしてみてはいかがでしょう。
きっと、にこにこしたお子さんの顔を見ることが出来るはずですよ。