6ヶ月頃から始まる離乳食。
最初からパクパク食べてくれる赤ちゃんもいれば、全く食べない赤ちゃんも。
途中から食べなくなったり、かと思えば急に食べるようになったり。
今回は「離乳食を食べない」とお悩みのママに、お伝えしたいことがあります。
【「離乳食を食べない」原因は…?】
離乳食を食べない、というとまず思い当たるのが「おいしくないんじゃないか」ということ。
確かに味付けや食材の好みなどもありますが、おそらく「食べない」とお悩みのママは、だいたいの食材は試していらっしゃるはず。
味付けも、ベビーフードはメーカーを替え、塩がダメなら醤油、味噌…と散々試した結果だと思います。
次に考えるのが環境。
テーブルの位置が高すぎたり低すぎたり。
テレビがうるさい環境だったりしていると食べないことがあるみたいですが…これもやはり、散々試しているはず。
「食べない」というのは味付けや環境を変えても、本当に食べないから言ってるんです!!と声を大にして言いたいです。
なので原因は、「赤ちゃんに聞かないと分からない」でも、「赤ちゃんは話せないから分からない」ということになります。
これが、食べない赤ちゃんを持つママの辛いところですよね…。
【食べない子どもには何をしてあげたらいいのか?】
まず一つ方法としては「とにかく食べるものを与える」ということです。
周りの経験談を聞くと、「せんべいしか食べなかった」「おにぎりしか食べなかった」「バナナしか…」と、超偏食赤ちゃんは実は結構います。
そして、そんな赤ちゃんでもちゃんと育っているのです!
「うちは成長曲線下限ギリギリで…」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、ギリギリでもおさまっていれば大丈夫。
曲線を出てからお医者様に聞いてみましょう。
あとは考え方を変えてみること。
せんべい「しか」と思うから、辛くなってしまうのです。
せんべい「だけで済む」んだから、準備楽でいいじゃん~くらいに開き直ってしまいましょう。
案外ママがそのくらいの気楽な気持ちでいたら、食べるようになるかもしれません。
もう一つ言うと、WHOで6ヶ月からの離乳食が推奨されていますが、世界には母乳のみで1年2年を過ごすのが当たり前、という国もあります。
栄養バランスを考えて「推奨」というのはありますが、離乳食を食べないからと言って、他のもので成長できているならひとまずは大丈夫。
気楽に構えちゃいましょう。
【いつかは食べるようになる】
散々言われることかもしれませんが、結局はこれです。
「いつかは食べるようになる」
偏食だったり、全く食べなかったり、状態はいろいろあると思いますが、「食べない」赤ちゃんも、いずれは食べるようになります。
少食でも、大人は食べますものね。
食べるようになるタイミングとしては、
1.保育園に入園してみんなが食べているのを見て
2.歩くようになったら
3.思い切って大人と全く同じお皿から分け与えてみたら(=それが食べられるくらいの月齢になったら)
あたりがよく言われます。
ひとまずは食べられるものを食べさせて、歩くようになるまで待ってみてはいかがでしょうか。
あまり悩みすぎないで、楽しい食事時間をみんなで過ごせたら、それでいいんですよ。
離乳食は、食べさせることが目的ではなく、食事を楽しめるようになるための一つのステップなのですから。